最高の進化を遂げた「MIYASHITA PARK」~前編~

カルチャー

当初は6月18日の開業を予定していたが、新型コロナウイルスの影響により延期になり、2020年7月28日に満を持してオープンした、新たな渋谷のランドマーク「MIYASHITA PARK」。
以前は「宮下公園」として渋谷と原宿の間にひっそりと存在していたが、渋谷区と三井不動産の手により生まれ変わった。今回は東急グループではないので、東急グループが行っているヒカリエやスクランブルスクエアなどの再開発とは異なるが、それらと同様ビッグニュースである。
今回はそんなミヤシタパークを、SHIBUYA CULTURE.TOKYOの目線から渋谷のカルチャーと結び付けて前後編に分けて解説したい。

まず、渋谷駅からミヤシタパークへ向かうと見えてくるのが上の写真だ。旧宮下公園を知っている人からするとなかなか信じられないような光景かもしれない。それほどに大きく進化しているのだ。

そのままミヤシタパークの右側をまっすぐ歩いていくと見えてくるのが渋谷横丁だ。渋谷横丁はかなりレトロな雰囲気をまとっており、古い渋谷を想起させる。この古い渋谷の雰囲気は、新しく生まれ変わったモダンな空気のミヤシタパークとは一見バッティングするように思えるかもしれない。しかしながら実際にはそこに違和感なく溶け込み、独特の空気感を作り出しているのである。テナントには20店舗の飲食店などが入り、24時間営業というのも特筆すべき点であろう。具体的な店舗情報に関しては渋谷横丁公式サイトをチェックしていただきたい。

そのまま渋谷横丁を通り抜けていくと、次に見えてくるのはadidasのコンセプトショップである「adidas Brand Center」だ。このショップでは、ブランドのコンセプトを全面に打ち出し、国内直営店としては最大の面積を誇る。
さらにそこから足を進めると、Louis Vuitton、GUCCI、BALENCIAGA、PRADAといったハイブランドが並ぶ。特に、ミヤシタパークのLouis Vuittonは、世界初のメンズフラッグシップストアである。現在は裏原系デザイナーの「NIGO®」とのコラボレーションである「LV²(LVスクエアード)」のイメージに沿った外装や内装になっている。裏原系デザイナーとして名を馳せるNIGOとのコラボレーションのコンセプトを渋谷と原宿の間に位置するこの場所で、というのは渋谷や原宿のカルチャーの視点からしても注目すべきだろう。
また、この並びにスニーカーを中心とするアメリカのセレクトショップ「KITH(キス)」が初上陸したのもビッグニュースだ。2017年に渋谷にシリアルバーである「KITH TREATS」はオープンしたが、本国と同様のセレクトショップという形態で、というのは初上陸である。ここでの重要なポイントは、ハイブランドの並びにオープンしたということだ。すなわち、これはストリートカルチャーやスニーカーカルチャーがハイブランドと同様のレベルで支持されていることの証左であろう。
ハイブランド好きやスニーカーヘッズはぜひこのエリアにも足を運んでもらいたい。

後半へ続く・・・

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