「未知への追憶」への追憶

カルチャー

渋谷MODIにて2020年7月23日から9月27日まで落合陽一による個展「未知への追憶 -イメージと物質||計算機と自然||質量への憧憬-」が行われた。


落合陽一は筑波大学で助教授として研究や講義を行う傍ら、メディアアーティストとしても活動するマルチクリエイターである。
「未知への追憶」は、そんな落合氏の2017年から2020年にかけての活動を総括するような個展として行われた。
筆者は二度この個展に足を運んだが、渋谷のド真ん中で行行われた「未知への追憶」へ思いを馳せたいと思い本記事を書いている。

この個展を見てまず感じたのがアナログへのこだわりだ。サブタイトルのひとつにもなっている「質量」という単語からも読み取れる。
質量をもつということは、すなわち0/1で表せるデジタルなものではなく、実際に触れられるアナログなものである、ということだ。
文化を発信する中心地であり、日本のIT業界の中心地にもなろうとしている渋谷の真ん中で、なんでもデジタルなものに置き換えられていく現代から隔離されたような、そんな感覚だった。

写真撮影も許可されていたため、「未知への追憶」で検索するといろんな人の撮った写真が出てくる。
ぜひ気になった方は調べてみていただきたい。

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