韓国発セレクトショップ「ALAND」日本上陸

ファッション

韓国発のセレクトショップである「ALAND(エーランド)」が日本に上陸し、10月8日に井の頭通り沿いの西部渋谷店B館の隣にオープンした。
日本での運営は、韓国本国ALANDにおいても取引のあった、「HARE」や「ニコアンド」、「ローリーズファーム」などを展開する株式会社アダストリアだ。

店内撮影も許可されているとのことなので、SHIBUYA CULTURE.TOKYOではこの話題のセレクトショップに10月18日にさっそく足を運んだ。

コロナウイルス対策で入場制限をしていたこともあり、オープンから10日経つ上に雨天であったにもかかわらず店舗は長蛇の列であった。17時頃には30人程度が並んでおり、ここからも話題性の高さがうかがえる。

肝心の店内は1階と2階に分かれ、フロア毎にコンセプトの異なりを感じた。
1階は上の写真のようにラックなどは青で統一され、アパレル以外にもグッズやコスメなども並ぶ。雰囲気としては、ALANDのアイコンでもあるクジラの絵が壁に描かれるなど、非常にポップな印象を受けた。価格帯としても1万円アンダーのアイテムがほとんどで、デザインもユニセックスでポップな着やすいものが多い。メインのターゲットとしては、韓国系ファッション好きな高校生から大学生などであろうと推測する。

翻って、2階は比較的大人路線だ。ラックは薄いグレーで統一され、1階と比べて落ち着いた印象を受ける。並んでいるアイテムとしても、テーラードジャケット、スラックス、コートなど、きれいめのアイテムが多く、全体的にブラック、ホワイト、グレー、ベージュといったシンプルなカラーが多い。しかしながら、アイテムの性質やカラーはシンプルでもチェーンや切り替え、シルエット等で「遊び」を入れていることからも、韓国らしさを感じる。
価格帯は1万円半ばから2万円のものが多い。筆者は素材や縫製で勝負するというよりもデザインで勝負するというようなラインナップだと感じた。質がいいとは言い難いものもあるが、デザイナーズブランドで買えば10倍程度の価格設定されるようなデザインがこの価格帯で買えるのは嬉しい。
韓国本国のALANDと比べると、関税や輸送コストなどから1.4倍くらいの値段設定になってはいるが、それでも国内でこの価格帯で買えるのは割安だろう。

全体を通しての所感としては、韓国ファッションのトレンド性の高さは秀逸であると感じた。ポップで安価にトレンド感のあるアイテムを大量に投入するビジネスモデルは、多様化したカルチャーや早い流行の移り変わりにマッチしたものであり、若者から支持されるのも頷ける。
ぜひ気になった読者の方は公式インスタグラムやアダストリアの運営するALAND公式通販もチェックしていただきたい。

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