最高の進化を遂げた「MIYASHITA PARK」~後編~

カルチャー

ミヤシタパークの外から解説していった前編に引き続き、後編ではミヤシタパーク屋上にある公園ゾーンについてお話していきたい。

まだ前編を見ていない方は先に前編をチェックだ!

前編でも述べたように、このミヤシタパークは渋谷と原宿の間に位置する旧宮下公園跡地に作られた。そして、1階から3階は「RAYARD MIYASHITA PARK」という商業施設になっており、屋上は渋谷区立宮下公園となっている。

屋上の宮下公園に上がると、多くの人で賑わっていた。人気の少なかったあの旧宮下公園から考えると想像もできないだろう。
ミヤシタパークは南北に大きく広がっており、上がって左の渋谷方面を向くと、渋谷スクランブルスクエアなど、大きなビルが見える。地上4階でありながらマルイなど渋谷のランドマークを見渡せるのは非常に楽しい。

一方で、出て右側の原宿方面を見るとまず目に入るのがスターバックスだ。実はすでに5店舗、公園内にあるスターバックスもあるのだが、公園にスターバックスが併設されているというのは日本では珍しく、驚く方もいるかもしれない。
そして特筆すべきは、「fragment design」というデザインプロジェクトを手掛けるフジワラヒロシがプロデュースしたという点である。このスターバックスのコンセプトは「海外のガソリンスタンド」であり、公園とガソリンスタンドとスターバックスという一見アンマッチな違和感をも面白さに昇華しているのがフジワラヒロシらしい。また、宮下公園の緑色の芝生に合うように、色は白と緑を基調としており、うまく溶け込んでいる。
そして何より、裏原系デザイナーのフジワラヒロシがこの渋谷と原宿の間に位置するミヤシタパークのデザインに携わるというのは非常に趣深いのである。

さらにそのまま原宿方面にまっすぐ向かうと、「sequence MIYASHITA PARK」というホテルに直結している。公園からホテルにシームレスに直行できるというのは、利便性だけでなく遊び心を感じさせるポイントだ。
ぜひ県外からいらっしゃる方はこのホテルを利用してみていただきたい。

反対の渋谷方面に進んでみると、まず見えてくるのがサンドコートだ。ここではビーチサッカーやビーチバレーなどのサンドスポーツ全般を申請して借りることで遊ぶことができる。料金は時間帯にもよるが団体全体で6500円/1時間からとなっている。渋谷区民以外も借りることができるのでぜひプレイしてみてほしい。
そのまま足を進めると次にボルダリングウォールが見える。室外でボルダリングのできる場所は少なく、非常にエキサイティングなため、まだやったことないという方はぜひ宮下公園で遊んでいただきたい。料金も大人はひとり500円/2時間とリーズナブルなのもうれしいポイントだ。
そして、最後スケート場だ。ここではスケートボードやインラインスケートなどを楽しむことができる。このスケート場は定番の形状ではなく、複雑に入り組んだ形状をしているのが特徴だ。スケート場ではヘルメット着用が義務付けられるなど、渋谷区公式のスケート場のためストリートのスケートボードとはどうしても異なる部分もある。しかしながら、渋谷区が公式にスケート場を設けたというのは、ストリートカルチャーがそれだけ市民権を得たことの証左であり、注目すべきポイントだろう。こちらも料金はひとり500円/2時間とリーズナブルな設定になっている。
その他施設の詳細はこちらの施設案内をチェックしてほしい。

さて、SHIBUYA CULTURE.TOKYOでは前後編にわたってミヤシタパークについてレポートしてきた。
ストリートカルチャーやファッションに興味のあるヘッズであればきっと気になるポイントがひとつはあったのではないだろうか?
次回はぜひご自身の目でミヤシタパークを楽しんでいただきたい!

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